マストドンにおけるドラッグ発言集その2

池袋で脱法ハーブ決めた医者が歩道突っ込んだ時は目の前に居ましたね…

脱法ドラッグ持ち込んで主催に盛ろうとか考えてた

そういえば脱法ドラッグの通関が止まっている

合法ドラッグってのはつまり疑わしきは罰せずってことなんですよ
あとはわかるね

売人おるの？

MAO阻害薬

ADHDの新薬はビバンセがつい先週承認されて話題になってますね

高校生の時、脱法ハーブを延々と育てては集荷し小分けにして卸す愛好会に在籍してました。

jpで知り合った人に脱法ハーブとか回されて廃人になった人たちはいるんじゃない？知らないけど。

脱法ハーブとか大麻売って稼いだ金で生計立てるのは良くないね。

あなたは今どこで何をしていますか
脱法ハーブキメながら改造エアガンで撃ち殺した野良猫を死姦してますか

FXで生活してるヨガと脱法ハーブと自作拳銃の話しかしないようなおっさんがいた頃がツイッターのピークだった

この発言、とても有益なんだけどインスタンスがもう消えちゃってるのでブーストできないので画像を貼る。
（ニコニコ動画のインスタンス）

カチノン類の脱法ドラッグを製造中です。コードネームは「C」。GWまでにサンプル配布予定です。

不法入国者と日本人の子供って脱法ハーフなんかな

マリファナだか合法ドラッグだか脱法ハーブだか知らんけど、そんなもんキメてる奴がマトモなわけがない

未成年JKが酒を買いに行くな、脱法ドラッグキめろ

【ルフィの技__❾】
オレンジや赤系の個体は比較的暑い環境で栽培され、収穫時期も遅いとされる。
これらは強烈なボディハイを生み、ダウナーな効能に期待出来る。

ギチギチに固まった状態のバッズは風の強い環境で栽培された可能性が高い為乾燥している傾向にあり、通常のものよりすぐに燃えてしまうのでとても辛い味がする。また、形も崩れやすく多くのTHCを失う可能性があるのでマリファナ初心者は要注意だ。 https://pawoo.net/media/9VeiB71JA-pvD5RMoRA

大麻栽培してつかまって実刑喰らって出てきて脱法ドラッグに切り替えて捕まえられるもんなら捕まえてみろとかイキッてる今年40の汚っさん、ついに極右漫画とか描き始めてだいぶ極まってきた感がある。ちな漫画は1ミリも売れてなくてずっとアシ生活。

オッサンが先生になると脱法ハーブとか蛇の喰い方とかのサバイバルしか教えれない

現に脱法ハーブなんてものが存在したからには規制の仕方がザルなのはわかる

ちなみに脱法ハーブのせいで類似構造まるごと摘発できるようになりました

おかげで中間生成物に脱法ハーブで使われた粗悪品の麻薬に類似する構造があると研究ですら制限がかかるように

そういや覚せい剤の使用を危惧している広告で
麻薬ダメ、絶対。
「これはシンナーを吸い続けた脳です。」とか、一つの広告に言いたいこと言いまくってるだけのものがあったな…。
合法ドラッグって言ってた時代だ。

なんかその老女が脱法ハーブの元締めだったとかであがりの配分でB力団とモメてみたいな話だった

あのバイオハザードのハーブはガチで脱法ハーブだと思ってる

まず、独自文化とは何か、何をしていたのか
簡単に言うと裏社会の縮図です
合法ドラッグやグラムいくらの薬物、葉っぱ、アロマの類の取引や紹介、裏JKリフレや不倫案内所の斡旋などが主立っていました
こうした事業を取り仕切っていたのが所謂「有名人」と言われる方々で、彼らは抽象的な存在ではなく称号として有名人と呼ばれていました
しかし今年に入ってすぐ、ツイッターのユーザーストリーム廃止の流れに伴った移民が発生すると事態は急変します
裏社会慣れしていないにも関わらず裏社会に精通している者よりもさらに深い闇を抱えた者達による精神汚染は深刻であると判断した「有名人」たちの手によって、上記の事業は全て解体され、日の下を歩ける真っ当な仕事に挿げ替えられました
こうして一大事をしのぎ切った有名人および事情を知る古参の方々は、何食わぬ顔で新規の皆様をお迎えする準備を整えたというわけです

これを話してしまったからにはぼくも無事ではいられません
培った技術を生かし、異国へ高飛びの予定です

質の悪い合法ドラッグを試せるのは今だけ！

ゴメスってかつての合法ドラッグ（今違法）はアナルから入れるといいらしいって聞いたことをふと思い出した。

まだ、脱法ハーブしてる人いますか？今すぐやめましょう
ぼくは、アグニ様が好きでした。強制的に頭は捻られ、一瞬で体温を奪われたりすごく寒くて、でも、

とっても集中力がぐんぐん上がり
、この幸せだった状態をリスクある薬物じゃあなくて他の方法であのころに戻りたいんです。シラフの友人たちは、結婚して幸せだあ、とかその100倍は幸せ感じれてました。多幸感というみたいです。

わかりやすく言うと、
ＤＢＺで、悟空はスーバーサイヤ人の状態を当たり前にした結果、友人たちにもあれが悟空か？雰囲気が違うみたいな言われてましたよね？覚醒状態を保ちたいんです。医学に詳しいかた、お願いします

応用化学の人いるなら私と一緒に安価で速やかに、かつ大量にC10H15Nを作るの手伝ってくんない？？？

@mimorinka あなたのこの発言によって、なんか面白そうな覚醒剤の希釈剤を見つけてしまったw
https://en.wikipedia.org/wiki/C10H15N
ここを見て、
https://en.wikipedia.org/wiki/Isopropylbenzylamine
こんな化学物質があることを知りました。
https://www.tcichemicals.com/eshop/ja/jp/commodity/B1216/
安いです。

@Methylenedi_oxy これアリですね

@mimorinka ベンズアルデヒドとニトロエタン、酢酸アンモニウムを購入して、エタノール中で混ぜて加熱。その後鉄粉と硫酸鉄（だったかな）と塩酸だったか酢酸でかき混ぜながら加熱（鉄粉のせいでマグネチックスターラーが使えなくなるのでメカニカルスターラーで）、これでフェニルアセトンができるはず。その後、メチルアミンとくっつけて還元。これでできるはず。

@Methylenedi_oxy うわぁ、これすごい匂いになりますね。。w

@mimorinka あれ？そうですか？　3-ブロモアンフェタミンを作ろうとして途中までやりましたけど、そんなに臭くはなかったです。あえて言えばメチルアミンが臭いと思いますが、しょせんアンモニア臭なので換気すれば大丈夫かと。

@Methylenedi_oxy それでバレることがあるからやはりラボが必要ですねえ

@mimorinka 一戸建てなら大丈夫w

@mimorinka https://twitter.com/vespa518/status/1101003828822867968
キャンピングカーでもOK。

パコりんかしながらキメりんか！wwwメタンフェタミンか！wwwハメりんかハメりんか！wチョモランマ！wチミチャンガ！wwwアホちゃうか

みもりんと仲良いやつ全員キメ友ってマジかみもりんえぐいて

イスラエル国民なんてMDMA食って踊り狂うサイケデリックトランスしか作れないかと思った

覚醒剤1瓶入りのハンバーグいまザッと計算したら小瓶でだいたい300万円くらい

今の相場がだいたい1グラム35000〜40000なので、1瓶を100グラムとして計算しました

1グラム33000円くらいで賦活するか〜〜！！✨

私も文部科学省で働きたいから覚醒剤や大麻を所持するか

ドラッグストアなのになんでドラッグが売ってないのかなぁJAROに言うべき？

街角に立ってるドラッグの売人に「アド街見た」と言うだけ言ってみる度胸

ドーパミン出してきましょう、エーザイ

あ、それはやめたほうがいい
英文の授業のプレゼン用のパワポをキメながら作ったらバッド入って思いっきり吐いた

@mimorinka あ、流れからすると大麻でしょうか？

@Methylenedi_oxy ご想像におまかせします！

女性は美容のためにプラセンタとかヒアルロン酸とか注射してるのに私がメタンフェタミン注射しようとするとダメだよって言われるのおかしいよね

@mimorinka 女性が美しく見える注射

。。なんで精神に障るようなものをわざわざ。。？

@mimorinka 脱法ハーブ愛好者「うっ……」

わかりました、ちゃんと真摯に受け止めます。脱法ハーブなんてものはもうやらないし、流行りません。今はもうただのゴミです

脱法ハーブでオルタナティブファクトを彷徨った結果窓から飛び降りて死んだり死ななかったりするミュージシャン

あっ私の前のビジネスパートナーの話ですか？「脱法ハーブのせいで窓から飛び降り」までは完全に一致してます

みくは彼氏いるからメタンフェタミンはダメにゃ

@mimorinka
https://virginloop.hatenablog.com/entry/2018/07/12/213531
なるほど。元ネタ理解しましたw

2018年10月2日 18:00に株式会社きぼうソフト様から以下のtootに関して、「日本国内で所持および使用が禁止されている薬物の使用を匂わせる発言にあたる」として、今後このような表現の使用を控える旨通告頂きました。
併せて、以下のやりとりを公開しても差し支えないか問い合わせたところ「問題はない」との回答を頂きましたので、あわせて画像を添付いたします。

通報を受けたtoot:
https://mstdn.jp/@mimorinka/100821063713802914
https://mstdn.jp/@mimorinka/100821071476046876
https://mstdn.jp/@mimorinka/100821077211292225

これを受けまして、今後私の発言においては「キメた」=何らかの発言に決定を下した、の意
「ふわりんか」=「ふわりんかソフトキャンディビューティーローズ味を摂取した状態である」という形でご理解頂けると助かります。以上、よろしくお願いします。

あ、ひょっとして今クスリ入ってないっておもわれてます？

まだ微妙にフワフワしている、ふわりんかなので

キメててもキメてなくても然程いうことは変わらない

キメセク売春女子高生の出現が待たれるな

ちょっとズレるけど媚薬頼まれた時に断っちゃったんだけど飲んでたらどうなってたんだろ

その媚薬とやらが合法なものか非合法なものかによる

難しいところですが、やはり鉄板のコカイン、メタンフェタミン、MDMAですね
それと今は規制された数多の危険ドラッグの中にはこの上の3つよりも遥かに性欲を亢進させるものが多々ありました

よく聞くのが日本人は高カフェイン耐性がついてるのでコーヒーとか飲んでも眠くなるだけとかいうやつ

@mimorinka ちなみに薬理学書によれば、利尿作用には耐性は付くが、覚醒作用には耐性が付かないはずなんですが、やっぱり経験的には覚醒作用にも耐性はあるような気もするんですよね……

@Methylenedi_oxy
そうなんですか？カフェインの

@mimorinka 『標準医療薬学　薬理学』のこのページの右の真ん中あたりに書いています。

@Methylenedi_oxy 色々調べてみてたんですけど、アデノシン類とか、よくよく考えてみたら、カフェイン…主にコーヒーを飲む人、結局毎日飲むんですよ、これが原因かなって

@mimorinka https://youtu.be/ifinkcA1_B4
お嬢様が脱法ドラッグを使った体験談ですw

@Methylenedi_oxy おおお最高

やる気のない私とやる気のない上司シリーズ(恐怖編)

上司「オラァそこの自販機で売ってる青汁買って飲めってんだよ」
私「やですよバーーカ」
上司「だってお前あの、パクチーとか好きなんだろ」私「ええまあ」
上司「つまり野菜とかハッパが好きなんだろ」私「(…？)まあ」

上司「じゃあお前ツイッターで"アイス"とか"野菜"って単語で検索してみろ」
私「」

私「なんですか？野菜がツイッターで売ってるんですか？」
上司「そうだよ郵送可って書いてあるぞ」
私「(あの詐欺が多いやつか)農協が産地直送してくれるみたいなやつですか？」
上司「ちげぇよぉそれくらいツイッターは汚染されてるってことだ」
私「(信頼できるプッシャーが鳥にいるわけないでしょ)よくわかりませんね、後で検索してみます…」

#野菜 #手押し #チャリ #紙

@kanzyo_kodo
#お薬もぐもぐ
#お薬譲ります
#病み垢さんとつながりたい
#メンヘラ
#デパス
#パキシル
#ワイパックス
#ベルソムラ
#ストラテラ
#ザイザル
#ロキソプロフェン

#お薬もぐもぐ
#お薬譲ります
#病み垢さんとつながりたい
#メンヘラ
#デパス
#パキシル
#ワイパックス
#ベルソムラ
#ストラテラ
#ザイザル
#ロキソプロフェン

じゃあ早速、思い出の計画倒れ化合物について語ってみるのだ。

ある時アライさんは、「これまで誰も考えたことがないような構造を思いついてヒットを飛ばせないだろうか」と考えていたのだ。頭の中でいろいろと考えていたら、貼った図で「フタラン」と書かれている構造を唐突に思いついたのだ！

図の中で「MDMA」と「メチロン」と書かれているものは世界的に有名な人気ドラッグで、その構造のうち左側の部分は「メチレンジオキシベンゼン」とか「ベンゾジオキソール」と呼ばれるものなのだ。この構造の酸素原子（「O」というローマ字）の位置を入れ替えたものがフタランと呼ばれるものなのだ。

MDMAもメチロンも日本では違法薬物だから市販するわけにはいかないけど、そのフタランアナログ（アナログとは類似品という意味）ならば脱法ドラッグとして大ヒットするに違いないと踏んだのだ。そして大きな希望を抱いてフタラン系ドラッグの合成作戦がスタートしたのだー！

まず最初に決めたのが、MDMAのような非ケトン型（二重結合した酸素がないタイプ）の物を作るのか、メチロンのようなケトン型（二重結合した酸素があるタイプ）の物を作るのかということだったのだ。アライさんはすでにケトン型の物（よくカチノン類と呼ばれるのだ）の合成の経験があったので、ケトン型の物を作ることにしたのだ。それで、前回貼った図で「メチロンのフタランアナログ」と書かれている化合物を作ることにとりあえず決めたのだ。

これを作るためには、フタランにフリーデル・クラフツ反応で塩化プロピオニルを反応させてケトンにした後、臭素を結びつけて、その後メチルアミンと反応させればいいことは簡単に理解できたのだ。

原料のフタランの値段を確かめてみると、国内の試薬メーカーだと25gで2万円ほどするそれなりに高価な試薬だけど、輸入商社に聞いてみたら、大きなロットだともっと安く手に入ることも分かったのだ。しかし、それでも1kg単位で製造するには、もっとコストを下げないといけない気がしたのだー！

そこでアライさんは、とりあえず試薬として売られているフタランを買って目的化合物を作るのと同時並行で、フタランそのものをもっと安い原料から自分で合成するための研究を始めたのだ。

調べた結果、フタランはキシリレンジクロリドやベンゼンジメタノールという原料から合成できることが分かったのだ。やり方は何種類かあって、アライさんはそのうちの1種類でフタランを作ることに成功したのだ。そのやり方は、水酸化カリウム水溶液にキシリレンジクロリドを入れて100℃近くで数時間撹拌し続けるだけという極めて単純な方法なのだ。だけど一つ問題があったのだ。キシリレンジクロリドは安いけれど常温で固体で、しかも試薬瓶の中で粉末状ではなく氷のようにガチガチに固まってたので、取り出すのが一苦労だったのだ。しかも塩化ベンジルの仲間だから刺激性が強いし、取り回しに難儀する試薬なのだ。

なので、いくつかの別なルートも探してみることにしたのだ。今度はベンゼンジメタノールから作るルートで、ベンゼンジメタノールはフタラン以上に高いから、まずベンゼンジメタノールを安い原料から合成する必要があることが分かったのだ。

まずアライさんは、フタル酸をRed-Alという還元剤で還元する方法でベンゼンジメタノールを合成しようとしたのだ。ところが混ぜただけでは反応が起こらず、加熱してもなかなか反応が進まないのでどんどん温度を上げていったら、ある温度に達したところで一気に反応が始まってしまったのだ！　容器からオイルバスに反応液が吹きこぼれまくったので、シリコーンオイルを替える羽目になったのだ……　どうもカルボン酸はRed-Alと即座に反応しないのでかえって反応の制御が難しいのだ。さらにフタル酸が固体であるため反応しにくいという要因もあったと思うのだ。また、Red-Al自体がそこそこの値段なので、この方法をとることは中止したのだ。

もっとよい方法はないか……アライさんはそう考えたのだ。調べた結果、フタリドという化合物を水素化ホウ素カルシウムで還元すれば、ベンゼンジメタノールが作れることが分かったのだ！　水素化ホウ素カルシウムの試薬はすごく高価だけど、安価な水素化ホウ素ナトリウムと塩化カルシウムを混ぜると作れることが判明したので、アライさんは早速試してみたのだ。すると反応液がどんどん白く綺麗なシャーベットのようになって、ついにはマグネチックスターラーの撹拌子が動かなくなってしまったのだ……

だけど、本格的に作る場合はメカニカルスターラーを買えばいいと思ったから、とりあえずこっちの実験の方は途中でやめて、今もそのシャーベット状の反応液をそのまま放置しているのだ。

フタランの製造の話はこれくらいにして、次はいよいよ目的のドラッグを合成しようとした話に進むのだ。

まず、フタランと塩化プロピオニルをフリーデル・クラフツ反応でくっつけなきゃいけないんだけど、この反応には触媒がいるのだ。オーソドックスな触媒は塩化アルミニウムなんだけど、「メチレンジオキシベンゼンは塩化アルミニウムを使うと酸性が強すぎて壊れてしまうので「塩化鉄（III）」（別名：塩化第二鉄）を触媒に使う」って記述を以前読んだことがあったので、フタランも似た構造だからそうした方がいいと思ったのだ。

アライさんは容器に塩化鉄を入れ、試薬として買ったフタランを上から注射器で注いだのだ。

💥 ブワッ‼️

煙が上がって一瞬で焦げたのだ。

フタランと塩化鉄は相性が悪いことが分かったのだー！

その後、触媒を変えたり、別な原料を反応させてみたり、臭素化のコツを東京化成に聞いたりしていろいろ努力したのだ。試行錯誤の繰り返しだったけど、このまま順調に行けば目的化合物が得られる日も間近……だったはずなのだ。

そんなある日のこと。フタランの試薬の瓶を見たアライさんは妙なことに気付いたのだ。瓶の口のあたりに、何か固体が付着していたのだ。以前にも他の試薬でこういう現象を見たことはあったのだ。2-フェニルエチルアミンの瓶の口の周りには、けっこう固体が付着するのだ。これはおそらく空気中の二酸化炭素と反応してできる炭酸塩（一説にはカルバミン酸塩であるとも言われているのだ）で、アミンの性質上仕方がないことなのだ。でもフタランはアミンではないのだ。だから炭酸塩になるはずがないのだ。

❓ ❓ ❓

アライさんは悩んだのだ。

少し経ったある日、アライさんはフタランの構造がエーテルの一種であることに今更ながら気付いたのだ。ジエチルエーテルやテトラヒドロフランのようにエーテル構造を持つ溶媒は、空気中の酸素に触れると過酸化物を生じやすいので、きちんとガラス瓶の中で空気を遮断して保管しないといけないのだ。過酸化物がたまると何かの拍子に爆発してしまうから、化学者のフレンズはみんな気を付けてるのだ。古いジイソプロピルエーテルの瓶を開けた瞬間に爆発して死亡した人もいるから、過酸化物はまさに獰猛なセルリアン（けものフレンズの敵キャラのこと）なのだー！！

もし、フタランの瓶に付着していた固体が過酸化物だったら合点がいくのだ。だけど調べる手段がないのだ。試しにそれを少し取って押しつぶしたりしてみたのだ。でも発火も爆発もしないのだ……

フタランの分子量からすると過酸化物の占める割合が低いので爆発しにくいだけの可能性もあると思ったのだ。

もし過酸化物だったらいろいろまずいことになるのだ。フタランの持つエーテル構造は、最終的にドラッグが出来上がった後も存在したままだから、そのドラッグも空気中に放置すると過酸化物に変化してしまうのだ。そうなると薬効がどうなるか想像もつかないのだ……　そして最悪の場合、保管中や輸送中に衝撃や摩擦によって発火や爆発してしまう可能性が懸念されるのだ。

アライさんは、このドラッグが郵便で配送されたときに郵便物自動仕分け機を通った衝撃で発火して郵便局が火事になってしまう場面を想像したのだ。そうなったら多額の損害賠償ものなのだ！

アライさんは一部のフレンズから「博士」というあだ名で呼ばれていたのだ。そうなったら「はかせのドラッグ」じゃなくて「はっかせーのドラッグ」と呼ばれてしまうのだ！！

ギャグがつまらなかったらごめんなのだ。

そのうち、アライさんは過酸化物を検出する試験紙があることを知ったのだ。早速買ってみて、フタランの瓶に付いていた固形物に押し当ててみたけど、なぜか色が変わらないのだ。でも、思い付きで試験紙を水で濡らしてから再チャレンジしたら、ちゃんと色が変わったのだ！

間違いなくこれは過酸化物なのだ！　しかも、フタランの瓶を開封した日からそんなに日数が経っていないのに固体が生じていたことを考えると、生成速度は結構速いのだ。各種エーテル類の過酸化物の生じやすさの経験則から考えると、ベンジル型エーテルであるフタランは非常に過酸化物の生成が速やかであると推測されるし、実際に速かったのだ。

フタラン系ドラッグの完成を目指して、長々と実験を繰り返してきたアライさんにとっては、この事実はショックだったのだ。と言っても、粉末で販売するのではなく水溶液の形で販売したりするなどすれば、ある程度劣化を抑えて供給できるだろうと思ったし、ここで計画を中止するのは惜しいとも思ったのだ。でも、今のアライさんにはこういった七面倒くさいドラッグの商業化は自分のキャパシティを超えていると思ったのだ。

簡単に言うと、アライさんは面倒くさくなって、このドラッグの研究開発を取りやめたのだ。

その後、アライさんはすっぱりとフタラン系ドラッグの合成をあきらめ、完全に別な構造を模索し始めたのだ。いろいろ作ってみて、効く物もあったし効かない物もあったのだ。そのうちいくつかはツイッターで知り合った人たちにサンプルを送ってみて、好評だった物もあったのだ。いつしか、フタラン系ドラッグの件は過去の思い出になりかけていたのだ。

そんなある日のこと、アライさんはisomerdesign.comというウェブサイトで化合物を検索していたのだ。このサイトはアレクサンダー・シュルギン氏のファンが作ったサイトらしく、様々なドラッグが載っている膨大なデータベースなのだ。多分載ってないだろうと思いつつ、念のためにフタラン構造のフェネチルアミンを入力して検索してみると、意外なことにフタラン構造を持つものが出てきたのだ！

ちなみに今日の時点では、図の5種類が載っているのだ。

アライさんは軽いショックと感銘を同時に受けたのだ。自分で考えたとっておきの構造なので商品化まで企業秘密にしておくつもりだったのに、すでに世の中の誰かが考えていたということが分かって、自分は世界レベルの研究者にはまだまだ及ばないのだなあと思ったのだ。と同時に、こういうサイトに載っているということは、自分は世界レベルの研究者と同じ発想をしていたということになるので、なんかフレンズが増えたうれしさも感じたのだ。

このサイトはさまざまなドラッグの研究論文のリンクの集積場所になっていて、有名どころのドラッグはもちろん、かなりマイナーなドラッグでも、そのドラッグを取り上げた論文へのリンクが普通にあったりするのだ。だけど、このサイトに載っていたフタラン系ドラッグはどれも研究論文などの参考情報が載っていない、とても希少なフレンズだったのだ。だから構造以外何もわからないのだ！

これまでこの思い出の化合物の話を述べてきたけど、アライさんにとってはそれなりに楽しい研究の日々だったのだ。結果的には物にならなかったけど、このように力を注いだ作品が没になることは、製薬会社でも一般企業でも漫画家とかでも普通にあることなのだ。

だけど、アライさんにとってはこの努力の日々が、自分の中だけで秘密にしたまま埋もれてしまうのは惜しいと思ったのだ。だからこうやって公表したのだ。

消えるかテストDM版 #exp7d